大手航空会社よりも安くLCCよりもサービスが充実して人気のスカイマーク

スカイマークは大手航空会社であるANAホールディングスが大株主になる航空会社で、大手老舗航空会社であるANA(全日空)やJAL(日本航空)とジェットスターやピーチ、バニラエアなどのLCC(格安航空会社)の中間に位置するMMC(中堅航空会社)です。

値段の安いですがサービスの充実は見込めないLCCとサービスは充実しているけれど値段は高い老舗航空会社の間にあるだけあって、値段を抑えながらも一定以上のサービスが受けられると評判が高く年々利用者を増やしています。

ではスカイマークはどんな人やどんな目的で利用するとメリットを感じやすいのかみていきましょう。

シートピッチが大手航空会社と同じサイズでゆったりしている

LCCはローコストキャリアの略で、とにかくコストを抑えて飛行機を利用したい人向けの航空会社ですが、値段を抑えているだけあってサービスに制限が出てきてしまいます。

LCCのデメリットの中でも1、2位を争っているのが座席の狭さです。LCCの座席配置は座席間隔を少しでも狭くし、大手航空会社よりも多くの座席を配置することで1人でも多くのお客様を運ぶためです。

大手航空会社の座面から前の席までの距離が31インチ(約79センチ)に対して、LCCは29インチ(約74センチ)で5センチもシートピッチに差がでてきています。小さいお子さんや細身の女性のかたならたかが5センチ、と思われるかも知れませんが、出張などでよく飛行機を利用するサラリーマンのかたにとってはその5センチが快適さに大きく響いてきます。

1ー2時間程度の短距離フライトなら我慢できても、2時間以上の中長距離フライトになると狭さで精神的にも体力的に苦しくなる場合があります。スカイマークはANAやJALと同じ31インチのシートピッチを採用しているのでゆったりと快適に渡航先へのフライトを過ごすことができます。

荷物を預ける場合は手荷物が合計20kgまでで容積が1個につき50cm×60cm×120cmまでは無料

機体の重さは飛行機の燃料費に関わってくるためLCCの荷物検査はかなり厳しくなっています。無料で持ち込み可能な機内持ち込み手荷物のサイズや重さにはうるさく、少しでもサイズや重さがはみ出てしまうと、受託手荷物になり受託手荷物料金を支払うことが多いです。

航空会社によって規定は異なりますが、ピーチの場合は3辺の合計が115センチ以上の荷物、ジェットスターの場合はキャリーケース・高さ56cm×幅36cm×奥行23cm以上、スーツカバー・高さ114cm×幅60cm×奥行11cm以上になると追加で受託手荷物料金を支払うことになります。

スカイマークなら預けたい手荷物が合計20kgまでで容積が1個につき50cm×60cm×120cmまでは無料なので、そこまで荷物が重くなければ追加料金を支払う必要はありません。

ドリンクサービスが受けられる

ドリンクサービスが受けられる

LCCには無料のドリンクサービスはなく、予約するときにオプションとして事前に購入するか当日機内で購入する流れになります。しかし事前に申込みをしないで当日購入すればいいと思っていても予想以上に購入希望者がいる場合にはドリンクサービスを受けられない可能性もあります。

スカイマークは無料のドリンクサービスがあって、しっかりしたコクがある味わいの深さを感じるコーヒーで好評のスカイマークオリジナルコーヒー by UCC、茨城県西部にある利根川流域の猿島(さしま)台地発の日本ではじめてアメリカに渡ったお茶で有名で、濃厚な香りとコクがあり、とても飲みやすいさしま茶、厳選されたアップルのすっきりとした味わいで、酸味と甘味のバランスのよい透明りんごジューのコカ・コーラミニッツメイドアップル100%の3種類から選べるので、その時の気分でチョイス可能です。

他にも無料サービスにはキャンディー・おしぼり、毛布があるので必要があれば依頼するともらえます。

欠航などの場合希望に沿った保証対応してもらえる

LCCだと自社都合によるフライトキャンセルであっても、大手航空会社のようなホテルの斡旋だったり食事の負担など行なってもらえず、フライトキャンセル時は自己解決が基本になります。ピーチやジェットスターの場合ピーチの他の便への振替や払い戻しのみ可能になっています。

スカイマークの場合はスカイマーク便への振替だけではなく、他社便やその他輸送機関への振替も可能になっているので、選択肢が広まりよりスピーディーな対応をしてもらえ安心感があります。

遅延が少なく予定通りのフライトができる

LCCは1つの飛行機をできるだけ多く運航させ、駐機時間は短くすることで有効活用することがビジネスモデルになっているため、飛行機が故障などのトラブルで少しでもフライト時間が遅くなると、連鎖的にその後の飛行機の時間に影響がでてきます。

そのため出発予定時刻以降15分以内に出発した便数の割合である定時運航率をみても、日本航空が93.48%、全日本空輸が92.05%と大手航空会社が90%をこしているのに対して、バニラ・エアが85.12%、ピーチが80.74%、ジェットスター・ジャパンが79.55%とかなり低くなっています。

スカイマークは89.03%とほぼ90%に近い数字になっているので、遅延は少ない航空会社といえます。

座席指定が無料でできる

座席指定が無料でできる

LCCで座席していする場合はオプション扱いになるため有料サービスになります。

バニラエアの場合一部無料対象ですが、リラックスシートは1,000円、アップフロントシートは600円、スタンダードシートは500円、ジェットスターの場合、スタンダードシートは480~520円、アップフロントシートは680~760円、エクストラレッグルームシートは990~1,080円と繁忙期は高くなったり、ピーチも一部無料対象になりますが、スタンダードシートは400円、プレジャーシートは500円、スマートシートは650円、ファストシートは1,300円ほどかかります。

この値段はインターネットで申し込みした場合になり、コンタクトセンターや空港のカウンターで座席指定を行なった場合は手数料が加算され値段が高くなる可能性が高いです。

スカイマークならば無料で座席指定ができるうえ、ホームページだけでなく搭乗日当日に出発空港カウンターでも手数料はかからずに無料で行うことができます。ホームページから予約する場合は、予約と同時にそのまま座席指定できるし、購入後は出発時刻の1時間前まで座席指定できるのでうっかり座席指定し忘れていてもギリギリまで受け付けてもらえて便利です。

空港内のカウンターはメインの大手航空会社の近くであることが多い

LCCのカウンターは多くは空港ターミナルの中でも端っこにあったり、カウンターの人件費を抑えるためにカウンターの数を少なくして自動チェックイン機しか設置しない航空会社もあります。駐機場においてもターミナルから離れていて距離があることが多く、チェックイン時間を大手航空会社よりも早めに閉めてしまうことも少なくありません。

スカイマークならメインの大手航空会社よりもカウンターの場所は狭くなりますが、大手の近くにあることが多く利便性が高いです。駐機場もLCCよりも好位置にあるためチェックインも慌てる必要がありません。

メジャーな空港路線を展開している

スカイマークは羽田空港はもちろんのこと神戸空港・茨城空港をメインに福岡空港・新千歳空港・那覇空港など需要の高い空港への路線も幅広く展開しています。

「那覇空港-羽田空港」「福岡空港-羽田空港」「新千歳空港-羽田空港」など、利用者が多く見込めるメジャーな路線を運航している航空会社は、大手航空会社のJAL・ANA以外ではスカイマークのみになっています。またピンク太文字
路線数もJAL・ANAに次ぐ多さなので自分の利用目的に合わせて選びやすいのが特徴です。

スカイマークオリジナルのお得な割引制度がある

スカイマークオリジナルのお得な割引制度がある

スカイマークをお得に利用するなら「たす得」「いま得」を活用しましょう。スカイマークオリジナルの割引制度である「たす得」「いま得」を利用すると普通運賃よりも1万円以上も安く購入することも可能です。

たす得は、搭乗予定日の前日まで予約できる割引サービスで、早割プランの割引額は購入時の飛行機の空席予測数に応じて変わっていきます。また予約変更が可能な早割プランなので急に予定が変わった時でも安心してフライト変更をできます。

いま得は搭乗3日前まで予約できる割引されるサービスで、予約変更ができなかったり取消手数料が高いため、たす得よりも安く航空券を購入することができます。はいま得よりもたす得の方が安い価格の時があり、いま得料金が表示されてない場合にはたす得で予約することになります。

時期によってはかなりの割引が受けられる、いま得とたす得は人気なうえ座席数の制限があるため、いざ予約しようと思ったときには満席になっていることもあります。早めに予定が決まっている場合には、できるだけ早めに申し込みをするとよいでしょう。

よりお得に航空券を手に入れたい場合は「国内で格安航空券を手に入れるにはどこがいいのか?格安航空の内容やおすすめを紹介!」もチェックしてみてください。

まとめ

まとめ

スカイマークはANAやJALといった大手航空会社とジェットスターやピーチ、バニラエアなどのLCCの中間に位置するMMCで、2つの良いとこどりをしたような航空会社になります。

大手航空会社よりも運賃は安いのに、大手航空会社と同じサイズのシートピッチで快適なフライトができたり、荷物を預ける場合は手荷物が合計20kgまでで容積が1個につき50cm×60cm×120cmまでは無料だったり、3種類のドリンクからチョイスできたり同じようなフライトサービスが受けられるので、出張などの仕事利用だったり家族との旅行だったり自分が利用したい路線があるならおすすめできます。